弊社について

株式会社三共晒
http://www.sankyosarashi.co.jp/
代表　中野　泰司


＜WASILへの思い＞
「WASIL」の生みの親である株式会社三共晒は、手ぬぐい染色工場が数多くある大阪府堺市で地場産業として発展してきた「和晒」を加工しています。堺市は晒木綿づくりに最適の土地で、その品質の良さで広く知られてきました。「和晒」は、自然の色のまま織られた生地の不純物を除いて真っ白に加工する工程です。現在、３代目社長中野泰司を中心に、幅広い年齢の職人たちが「和晒」の技を継承。生地にストレスをかけないよう手間ひまをかけて作業することで、独特の風合いと吸水性を今に伝えています。「和晒」は堺市伝統産業に認定されており、未来へつないでいきたいとの強い思いで「WASIL」を開発。「WASIL」は、日本語表記で「和記」。伝統を記し、風合いを記す「WASIL」が、インテリアとして暮らしの記憶を記します。


＜伝統産業 和晒とデザインの融合＞
「和晒（わざらし）」という言葉をご存じですか。古くから親しまれてきた手ぬぐいや浴衣づくりに欠かせない漂白技術のことで、「さらし木綿」と聞けば、あの柔らかな風合いを思い起こす人も多いでしょう。この「和晒」の魅力を、多くの人々のインテリアアートシーンに溶け込ませたい。そんな思いを託したのが、培った伝統技術とモダンアートが融合した新感覚のインテリア「WASIL（ワシル）」です。


会社概要：
　会社名：株式会社三共晒
　所在地：〒599-8266　大阪府堺市中区毛穴町195
　電話番号：072-271-0460
　設立年月日：昭和50年4月2日（法人化）
　営業種目：浴衣、手ぬぐい、寝巻、反巻、腹帯、布おむつ用等用の小巾綿布漂白

沿革：
　創業日不明：中野楠太郎が綿布の晒加工業として創業　中野久太郎が継承
　昭和37年7月：中野東光が継承
　昭和50年4月：株式会社三共晒設立（法人化）
　平成3年7月：工場を新築
　平成4年12月：新規機械購入によりシルケット加工開始
　平成7年6月：資本金1,000 万に増資
　平成10年3月：代表取締役社長に中野泰司就任　取締役会長に中野東光就任
　平成23年4月：三浦ボイラー2トン×2機更新
　平成27年4月：公害設備更新
　平成28年10月：自動ヤールタタミ機 1号機導入
　平成28年12月：高圧和晒釜 3号機導入
　平成30年4月：オフィスを「和晒の未来」をモチーフにリニューアル
　平成31年12月：自動ヤールタタミ機 2号機導入
　令和3年１月：自社ブランド「WASIL　Fabric Art Line」発売開始　


＜織りなす＞
日本の文化である小巾織物は、シャトルと呼ばれる船のような形をした木の中に糸を入れ、経糸の上をシャトルが滑るようにして生地を織っていきます。シャトル織機の特徴は糸を張るテンションが一定ではない為、糸が波打ったり、糸が縮んだりして決して均一ではないのですが布に負担がかからないため独自の柔らかな風合いが生まれます。


＜和晒シルケット加工＞
丁寧に織り上げられた生地は茶褐色をしており、水分や染料を弾く成分が多く含まれていますので、和晒釜にて３日間丁寧に生地を炊き込みます。そうする事で不純物や色素を除去し、吸水性が良く真っ白で清潔な晒が出来上がります。そうして出来た和晒に三共晒が所有する世界に１台しかない、長さ１２０ｍの小巾シルケット加工機に和晒を通すことで生地にシルクのような光沢感を与え、鮮やかな染色を可能にします。


＜デザインする＞
Fabric Art Lineをテーマに、“様々な住環境やオフィス・商空間にマッチするモダン”をコンセプトとした多様なデザインを展開。生地の質感や風合いに拘り、見た目の心地良さや色合いは「WASIL」独自のデザインを生み出します。グラフィックシーンで活躍するデザイナー達のオンリーワンなデザインを展開しています。


＜染める＞
出来上がったデザインにより、それらを最善に再現できる染色方法を選別して染め上げます。染色方法は、インクジェット、シルクスクリーン、ロール捺染、手捺染、注染、藍染。１つのデザインを染め上げる為に、様々な染工場を経由し、やっと染め上がる商品もあります。生地は糸の集合体です。和晒にて不純物を除去した生地（糸）に、染工場にて色を入れていきます。